基本情報処理技術者試験とは?取得するメリットと勉強方法など徹底解説!

目次

  1. 基本情報技術者試験の試験概要
  2. 基本情報技術者試験の難易度
  3. 基本情報技術者試験の合格率
  4. 基本情報技術者試験の出題形式
  5. 基本情報技術者試験を取得するメリット
  6. 基本情報技術者試験の勉強時間の目安
  7. 基本情報技術者試験の申し込み方法
  8. 情報処理技術者に合格して年収アップ

IT業界で転職をする上で大きな武器になるのが資格です。IT分野の資格は数多くありますが、基本情報技術者は最も有名な資格の一つです。
IT技術者の登竜門となっており、プログラマやシステムエンジニアの仕事をしている人、これから目指す人を対象とした資格となります。

受験日:4月第3日曜日・10月第3日曜日
受験料:5,700円(消費税込み)

基本情報技術者試験を始め、情報処理技術者試験の受験料は、ベンダー資格に比べてかなり良心的な価格となっています。

参考:IPA 基本情報技術者試験(FE)
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

基本情報技術者試験を主催しているIPAによると、『高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者』とあります。
情報処理全般の分野から幅広い知識が求められます。「広く浅く」と言った感じですが、合格率はそこまで高くはありません。基礎的な能力が求められる資格ではありますが、しっかり勉強していなければ合格することができません。
そのため基本情報技術者試験は、全くの未経験の方に関してはかなり難易度が高いと思われます。

近年の合格率は20~30%となっています。

受験者数と合格率の推移を表にまとめました。

年度 受験者数 合格者数 合格率
平成30年秋期 60,004人 13,723人 22.9%
平成30年春期 51,377人 14,829人 28.9%
平成29年秋期 56,377人 12,313人 21.8%
平成29年春期 48,875人 10,975人 22.5%
平成28年秋期 55,815人 13,173人 23.6%
平成28年春期 44,184人 13,418人 30.4%
平成27年秋期 54,347人 13,935人 25.6%
平成27年春期 46,874人 12,174人 26.0%
平成26年秋期 54,874人 12,950人 23.6%
平成26年春期 46,005人 11,003人 23.9%
平成25年秋期 55,426人 12,274人 22.1%
平成25年春期 46,416人 10,674人 23.0%
平成24年秋期 58,905人 15,987人 27.1%
平成24年春期 52,582人 12,437人 23.7%
平成23年秋期 59,505人 15,569人 26.2%
平成23年春期 58,993人 14,579人 24.7%
平成22年秋期 73,242人 17,129人 23.4%
平成22年春期 65,407人 14,489人 22.2%
平成21年秋期 79,829人 28,270人 35.4%
平成21年春期 65,407人 17,685人 27.4%
午前 午後
試験時間 9:30~12:00(150分) 13:00~15:30(150分)
出題形式 多肢選択式(四肢択一) 多肢選択式
出題数 出題数:80問 出題数:13問
解答数 解答数:80問 解答数:7問

参考:IPA 基本情報技術者試験(FE)
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

基本情報技術者試験に合格することで得られるメリットは下記となります。

基礎的なITの知識・技能を持っている証明になる

就職、転職に有利

基礎的なITの知識・技能を持っている証明になる

基本情報技術者試験では、ITエンジニアが持つべき基礎的な知識が問われます。また、取得することで、情報処理分野でのスキルアップができます。

就職、転職に有利

国家資格となるため、情報処理分野の基礎的な知識を持っている証明ができ、就職、転職する際にアピールポイントとなります。

基本情報技術者試験に合格するためにはどのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。
基本情報技術者試験は、IT企業で業務を行う上で使用される知識が多く出題されるため、IT業界在籍の方と未経験の方で勉強時間の目安が異なります。

未経験

未経験の方の勉強時間の目安は、「200時間〜300時間」くらいです。
情報処理分野は専門用語が多いため、未経験の方は広範囲を勉強しなければならないため、IT企業在籍の方と比べると勉強時間はかなり多く必要になります。
午後問題でプログラミングの問題が出題されます。プログラミング未経験の方は、プログラミングの勉強時間を確保しなければなりません。
勉強を始めてから試験まで半年〜一年くらいを見るといいでしょう。

勉強から合格までのスケジュール例(勉強時間半年の例)

春期:10月中旬
秋期:4月中旬
勉強開始
春期:1月中旬
秋期:7月中旬
情報処理技術者試験 申し込み開始
春期:2月中旬
秋期:8月中旬
情報処理技術者試験 申し込み締切
春期:4月第3日曜
秋期:10月第3日曜
情報処理技術者試験 試験日
春期:5月中旬
秋期:11月中旬
合格発表

IT業界在籍

IT業界に在籍されている方は、未経験ほどの勉強時間を確保する必要はありません。勉強時間の目安は、「50時間〜100時間」くらいです。
特にプログラマの方は、午後問題で「C言語・Java・Python・CASL II・表計算」の問題が出題されるため、このプログラミング言語を習得していると、勉強時間がかなり縮まると思われます。
また、マネジメントや法律分野の問題も出題されるため、プログラマやシステムエンジニアなど業務で使わない分野については、絞って勉強することをおすすめします。

勉強から合格までのスケジュール例(勉強時間2ヶ月の例)

春期:2月中旬
秋期:8月中旬
勉強開始
春期:1月中旬
秋期:7月中旬
情報処理技術者試験 申し込み開始
春期:2月中旬
秋期:8月中旬
情報処理技術者試験 申し込み締切
春期:4月第3日曜
秋期:10月第3日曜
情報処理技術者試験 試験日
春期:5月中旬
秋期:11月中旬
合格発表

『IPA 情報処理推進機構』ホームページより、申し込みができます。郵送かインターネットを選べますが、インターネットの申し込みが楽なのでおすすめです。
受験票は試験月の月初に発送されます。

IPA:https://www.jitec.ipa.go.jp

基本情報技術者試験に合格すると、ITに関する基礎的な知識を持っていることの証明になるため、転職すると年収アップが大いに期待できます。
基本情報技術者試験合格後には転職エージェントに登録し、企業情報を収集することをおすすめします。

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Posted by phi30973