ORACLE MASTER(オラクルマスター)とは?取得するメリットや勉強方法を徹底解説!

今やITシステムに欠かすことはできないデータベース。
数あるデータベース製品の中でシェアNo.1を誇っているのが「OracleDatabase」です。
そのOracle Databaseに関する資格が本記事で紹介する「ORACLE MASTER(オラクルマスター)」になります。
スキルアップをしたい方、転職を検討されている方の中には、「ORACLE MASTER(オラクルマスター)」を取得したいと考えている方は多いのではないでしょうか?

この記事では、「ORACLE MASTER(オラクルマスター)」を取得するメリットや勉強方法を解説します。

目次

  1. 試験概要
  2. 難易度
  3. ORACLE MASTERのグレード
  4. ORACLE MASTERのバージョン
  5. ORACLE MASTERのメリット
  6. 申し込み方法
  7. ORACLE MASTERの勉強法
  8. ORACLE MASTERに合格して年収アップ

ORACLE MASTER(オラクルマスター)は日本オラクル社が主催しているデータベースに関する知識が試される資格になります。
試験では、データベースの管理方法やSQLの知識を問う問題が出題されます。

受験日:4月第3日曜日・10月第3日曜日
受験料:約26,000円

情報処理技術者試験の受験料と比べると割高となっています。
例:情報処理技術者試験(国家試験):5,700円(消費税込み)

参考:ORACLE MASTER Portal
https://www.oracle.com/jp/education/index-172250-ja.html

難易度:低難度〜高難度
ORACLE MASTER(オラクルマスター)には後述するグレードがあり、低難度のブロンズから高難度のプラチナまであります。
ORACLE MASTER(オラクルマスター)はベンダー資格に分類されるものの、シルバー以上のグレードは世界基準で認定される資格となっています。

ORACLE MASTERには、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4段階のグレードがあります。
2020年1月から新体系になりました。

ORACLE MASTER Bronze資格試験は、Oracleのデータベース技術に関する幅広い知識とスキルが問われます。
ORACLE MASTER Bronzeを取得することで、データベース管理者(DBA)として必要最低限の知識を有していることの証明になります。
Oracleデータベースをこれから業務で使用しようとしている方は、Oracleデータベースのアーキテクチャの理解に繋がるので、取得することをおすすめします。

認定パス Bronze DBA Oracle Database Fundamentals (1Z0-085-JPN) 試験合格
出題形式 選択問題
試験時間 120 分
出題数 70 問
合格ライン 65 %

一般的には以下のような分野の問題が出題されます。

・データベース設計とモデリング
・SQLプログラミング
・データベース管理
・パフォーマンスチューニング
・データベースセキュリティ
・バックアップとリカバリ
・クラウドデータベースサービス

Silver以降は未経験での取得は難易度が高いものとされています。
データベース管理者(DBA)として指示のあった作業はスムーズにできるレベルの知識が求められます。

認定パス Oracle Database Administration I (1Z0-082-JPN) 試験合格
出題形式 選択問題
試験時間 150 分
出題数 90 問
合格ライン 60 %

一般的には以下のような分野の問題が出題されます。

【データベース設計とモデリング】
正規化とデノーマライゼーションの理解
テーブルとインデックスの設計
ER図の作成とデータモデリング

【SQLプログラミング】
複雑なSQLクエリの作成
集計関数とサブクエリの使用
パフォーマンスチューニングのためのクエリ最適化

【データベース管理】
バックアップとリカバリの戦略
ユーザーとセキュリティ管理
パフォーマンスモニタリングとチューニング

【高度なトピック】
データウェアハウス設計と実装
データベースの高可用性と冗長性
データベースクラウドサービスの管理

ORACLE MASTERGold以上を取得することで一人前のデータベース管理者(DBA)として認定されます。
主にバックアップやリカバリの知識が問われることが多いです。
データベース管理者(DBA)でOracleデータベースを使用されている方は取得すると、トラブル時の対応の助けになるかもしれません。

認定パス1 Oracle Database Administration I (1Z0-082-JPN) 試験合格
Oracle Database Administration II (1Z0-083-JPN) 試験合格
認定パス2 ORACLE MASTER Silver DBA 資格取得
Oracle Database Administration II (1Z0-083-JPN) 試験合格
出題形式 選択問題
試験時間 150 分
出題数 85 問
合格ライン 57 %

一般的には以下のような分野の問題が出題されます。
【データベースアーキテクチャと設計】
データベースアーキテクチャの理解
複雑なデータベース設計
データベースのパフォーマンスおよび拡張性の設計

【高度なSQLおよびPL/SQLプログラミング】
複雑なSQLクエリの最適化
プロシージャ、ファンクション、およびトリガの開発
クエリの最適化とチューニング

【データベースセキュリティ】
データベースアクセス制御と認証
セキュアなデータベース設定
脅威と脆弱性の管理

【データベースバックアップとリカバリ】
バックアップ戦略と設計
リカバリプロセスと戦略
データの完全性と可用性の確保

【高可用性と冗長性】
データベース冗長性の設計と実装
クラスタリングとフェイルオーバーの管理
データベースの可用性の確保

【データベースのパフォーマンスチューニング】
パフォーマンスモニタリングと最適化
インデックスの設計と最適化
クエリチューニングと最適化

すべての情報処理関連資格と比べても難易度はかなり高く、取得者は日本に数百人しかいないとされています。
取得することでDBAのエキスパートとして、社内社外問わず活躍の場が広がることでしょう。

Oracleデータベースにはバージョンがあります。それに合わせて、ORACLE MASTERにもバージョンがあります。
2020年11月現在は、『ORACLE MASTER Bronze SQL 2019』が最新となります。他のグレードも同様です。有効期限はありませんが、バージョンアップによって技術が変わったりしますので、できるだけ最新バージョンを取得されることをおすすめします。

参考:ORACLE MASTER Portal
https://www.oracle.com/jp/education/index-172250-ja.html

ORACLE MASTERに合格することで得られるメリットは下記となります。

ORACLEデータベースに関する専門的な知識・技能を持っている証明になる

グローバルな認知と信頼が得られる

就職、転職で年収アップが期待できる

ORACLEデータベースに関する専門的な知識・技能を持っている証明になる

ORACLE MASTERでは、Oracleデータベースについての知識や、データベース全般に関する知識が問われます。また、取得することで、データベース分野でのスキルアップができます。

グローバルな認知と信頼が得られる

ORACLE MASTER Silver以上を取得することで、世界共通の資格として認定されます。
外資系の企業へ転職する際はアピールポイントになり、転職エージェントから高年収企業の紹介やスカウトが増えるでしょう。

就職、転職で年収アップが期待できる

ORACLE MASTERはデータベース分野では最も有名な資格の一つです。Oracleデータベースに関する知識を持っている証明ができ、就職、転職する際にアピールポイントとなります。
ORACLE MASTERを取得することで、転職後もORACLEデータベースのスペシャリストとして頼られる機会が多くなると思います。

『ピアソンVUE』ホームページより、申し込みができます。詳細は下記ピアソンVUEサイトを参照ください。
ピアソンVUE:https://www.pearsonvue.co.jp/Clients/Oracle.aspx

ORACLE MASTERは上位のグレードを取得するに比例して評価も上がります。
ORACLE MASTER資格試験の申し込み手順は、ピアソンVUEのウェブサイトで詳細に説明されています。受験前に要件と手順をよく理解し、試験の予定を立てましょう。

それでは、ORACLE MASTERに合格するためにはどうしたら良いでしょうか。
Silverまでであれば、ORACLE MASTERに関する書籍の勉強だけで十分合格が狙えます。余裕があればPCにOracleデータベースを構築して勉強することで、勉強時間の短縮が見込めます。
Gold、Platinumは基本的に実務経験が必要です。特にPlatinum試験は難易度が高いほか、受験料がかなり高額なため、会社の援助を貰って取得することをお勧めします。

ORACLE MASTERはORACLE DBに精通した知識を持っていることの証明になり、転職すると年収アップが大いに期待できます。
ORACLE MASTER取得後には転職エージェントに登録し、企業情報を収集することをおすすめします。

まずは登録
総合型転職エージェント【広告】

転職エージェント 特徴 求人数
 
マイナビエージェント
20代、第二新卒の求人多数 公開求人:約45,000件
非公開求人:約18,000件
 
doda
業界トップクラスの求人数
幅広い求人を公開
約164,000件

おすすめ度
求人数
サポートの質
相談のしやすさ

マイナビエージェントは、リクルートエージェントに次ぐ、業界大手のエージェントです。
キャリアが浅い場合でもフォローが手厚いことが強みです。求人の紹介だけでなく、履歴書や面接のフォローもしてくれるため、在籍年数が短めの方でもしっかり対応してくれます。


おすすめ度
求人数
サポートの質
相談のしやすさ

dodaは、大手企業を中心に様々な求人情報を掲載している転職サイトです。
登録することで、エージェントサービスを受けることができます。
誰もが知っている大手企業や地方の優良企業など、総合的に紹介してもらえるので、とりあえず登録してみるのはいかがでしょうか?


次に登録
IT特化型転職エージェント【広告】

転職エージェント 特徴 求人数
マイナビ IT AGENT IT・Web業界に強い転職エージェントです。地方の企業から大手企業までIT・Web業界の転職先を網羅しています。 求人総数:17009件
非公開求人:6262件

おすすめ度
求人数
サポートの質
相談のしやすさ

マイナビITエージェントは、業界大手のマイナビが提供するIT・Web業界に特化したエージェントです。
地方から大手までの企業の求人を幅広くカバーしているため、自分の希望にあった求人を紹介してもらえる確率が高いです。

IT資格

Posted by phi30973